万博日記 8月7日(木) 17:50-20:40
この日は日中雨がちでした。夕方でも小雨程度で、これは来場者が少なくていいかも…と思ったけどそんなことはなく、むしろ小雨になり始めた夕方から来る人多数。いや「少なくて快適」なんてもう訪れないのはわかりきってるけど、もうちょっとみんな手加減していいのよ…。
平日夕方を中心に来ていますが、この日は特に人が多かったです。もうお盆休みを前倒ししているのでしょうか…。
先日の熱中症になった件があるのであんまり無理をしたくないのですが、ずっと行けてないTECH WORLDも1時間以上待ち、なんなら私が行ったときはスッと入れていたサウジアラビア館にものすげー列ができててびっくり(晩に催しがあるからかもしれませんが)。どんどん状況が変わっていくので、昔の知識で話すと結果的に間違ったことを伝えることになるので気をつけねばなりません。
大屋根リング沿いに「ここも沢山並んでる…」なんて思いながらたどり着いたのはシンガポール館。ここも結構並んでいるのですが、列の動きが早そうだったのでチャレンジ。20分待たなかったと思いますし、列が動いているので待ちくたびれる感じも薄かったです。
シンガポールは開発独裁的な都市国家として知られ、かつて日本が占領した歴史があり関係性が複雑、などと簡単に語ることが難しい国です。館内は白い熱帯植物的な装飾でなかなか綺麗。自国の制度を誇りつつ紹介する感じですね。「Little Red Dot」を表現する赤い球体の中身はドーム型スクリーンになっていて、順路の手前で書かれた願い事が浮かび上がったりするものでした。
さて、残りの時間はコモンズDに行くことに。コモンズほど様々な世界の知識と好奇心を満たしてくれるところはないと思います。
どこも面白いのですが、今回強く心に残ったのがパキスタンとブルキナファソ。パキスタンはピンク岩塩に絞った思い切った展示で、床材まで岩塩になっており、しかもその岩塩に触っていいというもの。面白いし美しい展示です。
ブルキナファソは展示のなかのヤマハのバイクに関する映像に心惹かれました。調べてみるとこちらのFacebookに掲載されているものと同等の映像で、V80(日本でいう「メイト」)について女性が「このバイクは決して私を裏切りません」と言ったり、若者が「私に移動の自由をもたらしてくれました」というのはなんだか日本人として誇らしくなります。願わくば今後もそのように信頼されるものづくりを続けられればいいのですが…。
ちょっと早めに出て、途中のファミレスで夕食して帰りました。