万博日記 9月18日(木) 17:55-22:40
万博の終わりということを否応なく思わされる日々。通期パスの予約枠は先日の16日時点で3枠埋まっていたのでその翌日からしか取れないのですが、翌日にはもう最終日まで全部満員状態になっており通期パスの役目はここでほぼ絶えました。厳密には毎日朝7時くらいに2日後の枠が開放されるらしいのですが、当然争奪戦であり勝ち抜くにはその2時間前くらいから準備する必要があるそう。…もうそんな気力ないよ…。
会場内も終わりを感じさせる盛況ぶりで、入場者数は23,4万人台でそれ以上上がらないことからこれが制限いっぱい、平日も休日も関係ありません。パビリオンはそもそも行列に並ばせてもらえないところが多く、時たま開放されてもパビリオン前でたむろしている(本当はたむろするなと言われているはずですが)人たちが我先にと入り込みそれで終わり。なんなら小競り合い、喧嘩も起きるようです。
そんなわけなのでもうパビリオン巡りはあきらめて、会場自体を巡って楽しむことにします。この日は大屋根リングに上ってみましょう。開会前は金の無駄遣いと批判された大屋根リングですが、万博に来た人はその存在意義を強く感じています。これが存在しなければ会場が散漫としたものになったでしょうし、上から輪になって眺めるランドスケープも生まれませんでした。1970年の大阪万博の太陽の塔とは違うかたちでシンボルとなったのでしょう。
そんなことを考えながらウォータープラザ方面に向かうと噴水ショー「アオと夜の虹のパレード」を待つ人たちが居たので自分たちも遠い位置ですが待つことに。遠いけれども上段で見晴らしの良い場所です。
光・映像・水・途中炎もあるショーはストーリーがちゃんとあるそうなのですが、全編通して音を聞いていないので実はよくわかっていません。けれども菅野よう子作曲の楽曲は素晴らしく、なかでも中盤に流れる「にじまつり」という曲は、アオ役の毛利花さんの澄んだ声が遠くまで響いてきます。
ざわざわざわわ あのよ このよ
ひなひな泣いた 咲いた わらった
寄れ寄れひとつ ふたつ みっつ
にじまつり
ショー後はリングを北方向へ、シャインハットのプロジェクションマッピングを見たり、途中リングを降りてうどんを食べたりしていたら21時の「One World, One Planet.」の時刻に。この日は強風でドローンショーはなかったけど、雲に映るサーチライトが美しかったです。
あえて遅い時間に帰る戦法で、途中歌ってるnull²を見たりしながら閉場22時ギリギリに出てみました。そのあとも駅への列が混んでいたので万国旗がはためいているのを撮ったりしながら列の後ろをついていき、電車の乗ったのは22時40分過ぎ。
あと何度行けるのでしょうか。そしてどんなふうに終わるでしょうか。そんなことを考えながら帰りました。