時事雑感

万博日記 6月24日(火) 18:05-20:40

今回の万博が、パビリオンを予約しての入場により「並ばない万博」を目指していることは報道でご存知かと思いますが、なかなか現実は難しく、実際はあちこちで並んだり予約がなかなか取れなかったりしてしています。
まぁ行列ができるのは並べばいいんですが、予約オンリーのパビリオンが取れないのは対策しなければなりません。
私は夕方以降をメインで訪問していますが、この時間帯では当日登録はほぼペンペン草で予約できません。なので取るべき方法は「1週間前抽選」ができるタイミングで予約すること。しばらくはこの方法でパビリオンの抽選にチャレンジしていきましょう。

さて、そんなわけで予約をしての入場なので、時刻までは時間つぶしです。
シグネチャーパビリオンのひとつ「いのちの遊び場 クラゲ館」の地上部分は自由入場ということを先日知ったので行ってみました。廃材を利用したクラゲのオブジェや楽器、テルミンの変形のような楽器などが並んでおりにぎやかな感じ。

     

さて、予約したパビリオンはクラゲ館のすぐ近く、こちらもシグネチャーパビリオンである「EARTH MART」です。
入り口には「ITADAKIMASU(いただきます)」と書かれた暖簾がかかっていますが、これこそがこのパビリオンのテーマと言えるもの。みなさん子供の頃に一度は「『いただきます』って命をいただきますということなの」という意味のことを言われたことがあると思いますが、まぁそんな展示です。
そんなわけで一生分の鶏卵の消費量とか食肉サンプルの後ろに家畜の成長の写真スライドショーがあったりとかするんですが、いちばん惹かれたのがオープニング映像のすぐ後にある「野菜のいのち」の展示。ただの野菜ではありません。我々がよく知っている、食べるのに適した状態ではなく、成長しきって花をつけ実を結んだ後の、生命として次世代に命を繋いだ後の姿。本来生命としてはこの姿にたどり着くために生きているはずで、我々が食べているのはその途中の状態で「命をいただいて」いるわけです。植物も、動物も、同じなんだな…。

       

そのあとは未来の食に関する展示が続き、最後の部屋の前にあるのが梅干し「万博漬け」の樽。2050年まで漬けられ、このパビリオンで引換券をもらった人が2050年にもらえるとのこと。2050年か…そのときまで健康に生きていたいものですね…。
最後は食卓を囲むような映像展示があり、グリコのつくった「お米のキャラメル」をもらいました。

         

ああ、食に関する展示を見たらなんだかお腹が空いたなぁ。帰る途中で晩ごはんにしようっと。きちんと「いただきます」を言ってね。