万博日記 5月22日(木) 09:05-21:10
この日は特別。実家から母が万博を見にきました。
ある意味でこれまではこの日にどう巡ったらいいかを下見しておくという動きでもあったのです。
フェリーターミナルまで出迎えて、ニュートラム・中央線と経由して夢洲へ。9時から入場するのは、実は今回が初めてです。流石に並ぶのですが、初日のような「いつになったら列が動くかわからない…」みたいな混乱はなく、少しずつ進んでおり、結局並び始めてから3,40分程度で入場。一人一人荷物検査していることを考えればまだ早い方かも。それこそ一瞬で荷物検査できるシステムが開発されたら「未来!」って感じになるんでしょうけどね…。
入場してまずは休憩しながら当日予約にチャレンジ、16時頃の予約が取れました。どこかは後ほど。
ちなみに7日前抽選もチャレンジしていて、母も私もイタリア館の作品を見たくてほぼ全振りしていたのですが、全落ちするという結果でした…どんだけ人気なん…。
さて、親子揃って行列に並ぶのを好まないタチなので、近くから混んでないところを探して巡ります。まずはベトナム、続いてコモンズ-Aの国々を巡ります。いずれも一度訪れた場所ですが、同行者が違うと違う発見があります。
そんなうちにお昼時になり、飲食店を探したのですがどこも混んでおり、仕方なく「ブラックモンブラン」で有名な竹下製菓の軽食ショップで軽く満たす程度に留めました。
午後は「いのちのあかし」の自由観覧部分「森の集会所」から。あまり知られていないのですが不思議と落ち着く空間です。サッシでない引き戸が音を立てて動くのも懐かしい。
それからバルト館にも。写真を見ると、肝心のバルト館キャラクター「バラビちゃん」のフィギュアにヒビが入っちゃてる…落っことしちゃったのかしら…。
そんなうちに予約時刻の2時間前を切って、どこに並ぶかよく考えないといけない感じに。一度は私イチオシのポーランド館に入ろうかと思ったのですが、
口コミで評判になっているようで1時間以上の列で断念。平日だから少ないなんてことはなく、むしろ日中はずっと多いのです。
そこで無理に並ぶのではなく、休憩して体力を温存して夕方以降も動けるようにする作戦に。これが結果としてよかった気がします。
予約時刻になったのでパビリオンに向かいましょう。場所は「日本館」。かなり大きなパビリオンで「循環」をテーマにしています。ごみを素にエネルギーや水を生み出したり、藻類から素材をつくったりというのが分かりやすく展示されています。
ただ、わかりやすくてキレイにまとまっているのはいいのですが、キレイすぎて真に迫ってくるものがない。パビリオン内にあるものはすべてプラントを“模した”インスタレーションでしかない感じがしてしまうのです。事実、展示を見終わった後の館外に「本当にゴミからエネルギーと水を作っているプラント」がみられる場所があるのですが、そちらの配管の方がよほど見ごたえがあるのです。主張自体はよくわかるのだけど、リアルさに欠けるところが残念であります。藻類になったキティちゃんは可愛かったけどね。
そういえば、次の当日予約をしてない…、と日本館をでてから気づきました。これはよくないと検索してみると、あの人気パビリオン「null²」のインスタレーションモードが予約できるのでソッコー確保。そういえば当日何度かに分けて開放するということだったので、ちょうどそれを確保できた模様です。
夕食を簡単に済ませ、次の予約までパビリオン巡りをしましょう。「夜の地球」、「オーストラリア」と巡ります。
さて、満を持して「null²」へ。今回の万博イチ目立っている建築。銀ピカで、ドクドクいったりブルブルしたり、鏡面が歪んだりとまぁスゲエのです。時刻になっても一気に入れられるわけではないようで、少しずつ列が進んでいきます。そのうち隣のウォータープラザで水上ショー「アオと夜の虹のパレード」が始まり、ついでに風も強まり、null²はそれに対抗するかのようにドクンドクン言い続けて、なんだか情報量が多いです…。
結局館内に入るのに30分くらい。今回の「インスタレーションモード」は、本来の「ダイアログモード」とは違い、作品の外から見るだけのモード。写真をいくつか上げますが、これは動きや音も含めて体感してほしいです。そして、ダイアログモードも体験したくなりました。
パビリオンの外には独特の「茶室」と称した展示があり、みんなさっさと帰っていましたが見逃さないでほしいところ。
最後は私の推しパビリオンであるポーランド館に何とか入りました。強風でドローンショーがなかったのは残念だけど、母も満足したようでなによりでした。