時事雑感

万博日記 4月25日(金) 15:40-21:30

結局この週も3日訪問。回数はあるものの、すべてほぼ夕方以降なので時間としてはそんなでもないです。
でも早めに行こうという目論見は持ってて、それは夏以降を避けたいから。6月以降はクソ暑いし、7月になれば夏休みがやってきて来場者が増えるだろうし、9月以降は閉幕直前で多いだろうし、早めにまわっておきたいのです。
とはいえ、予約が必要なパビリオンは本腰入れないといつまで経っても入れずじまいになりそうなので、戦略を考えないといかんなと思ってます…。

本日は金曜日、入場して当日登録を試みるもそもそも空きが殆どなく惨敗。きょうは予約なしで廻れるパビリオンメインで行きましょう。
まずはマレーシアから。入ってすぐに屋台の展示が並んでて庶民的な文化の展示メインかなと思ったら、これからの産業にもスポットを当てた展示が多かったです。将来の計画も誇らしげに展示されてて、どこまで実現するかはわからないけれども、日本はこのあたりの国にもそのうち抜かれて行くことになるんだろうなぁ…。せめて文化的には誇れるものを残していきたいですが…。

   

続いて、英国館。入口の狭いスペースでもイングリッシュガーデンをつくってて、やっぱりおしゃれ。イギリスらしい雰囲気ってあると思うんですが、パビリオンの展示も色使い、トークのユーモア具合、文字のタイポグラフィどこをとってもイギリスーって感じでした。あのタイポグラフィの間合いの取り方とか佇まいは真似できそうでできないんだよなぁ…。
展示出口にブリティッシュパブがあって、1階のレストランと合わせて2つも飲食スペースがあるパビリオンです。でも2階は入らない限り気づかなそう…。

     

続いてノルディック・サークル(北欧5ヶ国)。各国の特色を展示してるのかなと思ったら、北欧全体に言えることを広く浅く紹介する感じで、比較的あっさりです。
むしろこの館はレゴ等の北欧由来の商品を売ってるショップと、上にあるレストランが良いのです。行ったときは前日がデンマークのナショナルデーだった(国王が来ていたと報道されていましたね)のでデンマークのメニューに限定されていたけど、これが見た目もおしゃれで美味しい!
そしてオープンデッキに作られたレストランに何気なく置いてあるポータブルランプがきっちり北欧デザイン(調べるとHAYの3万円近くするものらしい)、コーヒーはオスロの店舗のものなど、北欧好きにはたまらない場所。気づきにくい場所にあるためか混んでおらずおすすめです。

    

前面いっぱいにスクリーンを配したインパクト大のマルタ館、それからチェコ館へと。チェコ館は螺旋状に作られていて、外面のガラスはボヘミアンガラス、館内にもボヘミアンガラスの作品を配しています。そして壁面に現代芸術が直描きされているのですが…なんというか…絵柄がすごーく独特で…圧倒されたというかどう写真を撮ったらいいかわからず撮っていません…。最後の所に石破さんとか大阪府市長などのサインもあるのですが、正直そんなことよりこの独特な雰囲気を体感してほしいです。きっと言語化できないから。
屋上テラスではミニコンサートが開かれ、バーもあり(この日は貸切)、1階にもレストランがあるという、ここも2つ飲食スペースがあるパビリオンです。
今回の万博、外国館のレストランの力の入れ具合がどこも凄くて、その国ならではの料理が食べられるのはもちろん、複数あるパビリオンもいくつかあります。高い高いと言われていますが、外国に行くことなく日本の安全基準で各国の料理が食べられるなんて安いと思うのです。ぜひ!

       

最後に訪れた海外パビリオンはブラジル。開幕日にオープンしていなかったパビリオンのひとつで、前面には「我々の存在の真意とは。」と深そうな問いかけが掲げられています。
ここもなかなか芸術度の高いパビリオンでして、なにやら詩のようなものがプリントされた白いビニールバルーンが膨らんだりしぼんだりする空間から始まって、奥は黄色一色の壁に金色のリボンが下げられた空間に美術作品のパネルがあります。
パビリオンの中身がどうなっているかはあまり事前情報なしで見て回っているのですが、こういうありきたりでないインスタレーションを前面に押し出しているパビリオンには驚かされます。これにOK出せる胆力がすごい。

  

最後は国際機関館を簡単に見て、ドローンショーを見て帰りました。
ドローンショーの後に出口案内を空に書くのはあるいみ最先端ですね。

   

本日訪問したパビリオン:

  • マレーシア
  • 英国
  • ノルディック・サークル
  • マルタ
  • チェコ
  • ブラジル
  • 国際機関館