万博日記 7月4日(金) 18:00-20:50
昨今の来場者数を見ると、週頭は少なく、週末に向けて増えていく傾向が見えます。金曜ともなれば、ほとんど休日みたいな人の多さです。
夕方から訪れて暑さを避けるという傾向も見えるようで、18時なのにゲート前には短めの行列ができていました。
この日の予約バリオンは19時40分からなので、また時間調整をどこかで行います。カタール館前でお祭りのデモンストレーションのようなことをやっているのを横目に、行けそうなパビリオンがないか見ていきますが、どこも多くて時間までに戻れる気配がなく、行き着いたのはコモンズ-D。
記録としてこの日の18時台の行列具合をメモしておきましょう。
- カナダ 80分待ち
- スイス 一般列受付中断
- クウェート 受付中断
- 中国 40分待ち
コモンズ館の国々を巡っていると、世界には本当に様々な国があるんだなぁと思わされます。気候を活かして様々な植物をつくっている国、山がちな地形で仏教が盛んなブータンのような国、太平洋に浮かび、核実験の影響を何度も受けたり地球温暖化で沈む可能性もあるマーシャル諸島のような国。
なかでも強く印象に残ったのがパレスチナ。政治的に厳しい状況にあり、日本が承認していない国家ながら出展しています。3分ほどで簡単に解説する催しをやっており参加。話されたのは厳しい状況のことではなく、様々な宗教が共存していること、食文化の話、文化の話。短いけれども、そこに生活している人々が確かにいるということが伝わってくる内容でした。
さて、そろそろ予約時刻なのでパビリオンに。今回は「電力館」。サブタイトルに「可能性のタマゴたち」とあり、建物自体が銀色の卵形をしています。このパビリオンも今回の万博でよくある「デバイスを持つことで体験がある」もので、デバイスの形状も卵形。このデバイスに「エネルギーの可能性」を集めるという趣向です。
なかは科学館の体験コーナーのような雰囲気で、子供たちがいろんな体験をしています。やっぱりここは核融合でしょ、ということで重水素と三重水素を手でかき集めるという体験を。ついついムキになって集めていると、同時体験している人の中でハイスコアタイになり、全体としても「パーフェクト」の評価を得ました。核融合…早く実用化してほしいね。
他にも色々体験していると体験時間制限の15分があっという間に過ぎてしまいます。まだ見たいけど次のエリアに誘導されます。
エネルギーの未来に関する映像ののち、さらに奥の空間は「輝きエリア」と題された、光を用いたショーが行われるエリアに。たいへん美しいもので圧倒されました。
最後は卵形デバイスを返却し、様々な未来のエネルギーの説明とミュージアムショップが。「電力館クッキー」「電力館かすてらまんじゅう」という直球な名前のお菓子も売ってて面白いものですね。
いつものように途中でファミレスに寄って帰りました。